コミュニケーションツールとしてのノベルティ

「そのエコバッグ、あそこのショップのだよね!」と話しかけられたことがあります。地元に出来たばかりのセレクトショップでもらったノベルティのエコバッグを持って遊びに行ったときのことです。同じ店に行ったことがある、同じ物を持っている、といった共通点があると、あまり知らない人とでもグッと距離が縮まるものです。ノベルティといえば、企業や店のコマーシャルをかねた記念品、といえると思いますが、持つ側にとっても物以上のメリットを有しているのです。前述のように、同じノベルティを持っている人には親近感がわくもの。それを利用してあらたなノベルティの可能性を考えることができるのではないでしょうか。

例えば、同じノベルティ商品を持った人複数で店へ行き、全員が一緒に買い物をしたら割引がある、とか、その場で写真を撮影してホームページにアップする、など。SNSなどを取り入れれば、更に様々な形で多くの客を集めることができるのではないでしょうか。輪を大切にする今の若年層を捉えるために、ノベルティを活用できると思います。また、ノベルティは企業や店と顧客との距離も縮めることができます。実際、今でも気に入ったノベルティはよく使用しロゴなどをいつも目にするため、その企業を身近に感じられるようになるもの。それを更に促進させるための工夫の余地があるのでは、と感じます。

例えばエコバッグの企業ロゴの近くに顧客の名前やイニシャルを入れるようなサービス、ストラップにイニシャルチャームをつける、など、インターネットなどを利用してスマートに行うことが出来ると思います。「自分のための特別なノベルティ」を持てば、企業と顧客の距離も縮まるはずです。人気の店員がいるような店ならば、その店員との写真を載せたグッズいいかもしれません。」バブル後の一つのブームで、高級ブランドの紙袋をサブバッグに使う、というのがありました。そのためにブランドの紙袋が高値で取引されていたこともあったようです。ブランドのロゴを持ち歩きたい、という意識はずいぶんと前からあったのです。自分がその店の顧客である、ということをアピールすることは自分のアイデンティティを表明することにもつながります。消費財である紙袋ではなく、エコバッグなどのノベルティを持つことはより優越感に浸れることです。顧客同士、店と客との輪を作るためのツールとしてノベルティを更に進化させるべきではないでしょうか。